=============================================================================== Notices =============================================================================== * 実行時オプション(環境変数指定)のうち、NMPI_IB_RNDV_PROTOCOL=GETまたはRGETは 利用できません。明示的に指定されている場合は、当該指定を無効にしてください。 * NEC MPI-2.27.0以降、およびNEC MPI-3.6.0以降のMPIコンパイルコマンドは、 -staticオプションが指定されたリンクに対して警告を出力します。 MPI コンパイルコマンドにおいて -static の使用は推奨されません。 MPI プログラムは実行にシステムの共有ライブラリと MPI のメモリ管理の共有ライブラリが 必要なため、MPI コンパイルコマンドは動的リンクを強制するためにコマンドラインの最後に -Wl,-Bdynamic を追加します。-static と MPI コンパイルコマンドによって追加された -Wl,-Bdynamic の混在が意図しない動作を引き起こす可能性があります。 ライブラリを静的リンクしたい場合、コンパイラオプション -static の代わりに、 静的リンクしたいライブラリを -Wl,-Bstatic と -Wl,-dynamic で囲ってください。 * MPI 動的生成・動的結合機能に関して、以下の MPI 手続きは利用できません。 - MPI_CLOSE_PORT - MPI_COMM_ACCEPT - MPI_COMM_CONNECT - MPI_COMM_JOIN - MPI_OPEN_PORT - MPI_LOOKUP_NAME - MPI_PUBLISH_NAME - MPI_UNPUBLISH_NAME * MPI-IOを使用して同一ファイルにアクセスする場合、全プロセスが同一種類のファイルシステムを 通じてそのファイルへアクセスする必要があります。そうしない場合、結果不正が発生する可能性があります。 * EDR HCAを搭載したモデルと、HDR/NDR HCAを搭載したモデルの間でMPIプログラムを実行する ことはできません。 * 現在、以下のMLNX_OFEDとConnectX Firmwareの組み合わせにおいてSHARPが使用できない ことがわかっています。この場合、NEC MPIでもSHARPを使用した通信はできません。 - MLNX_OFED 23.04-1.1.3.0 と ConnectX-7 Firmware 28.38.1002 - MLNX_OFED 23.04-1.1.3.0 と ConnectX-7 Firmware 28.38.0458 - MLNX_OFED 5.8-1.1.2.1 と ConnectX-7 Firmware 28.38.1002 - MLNX_OFED 5.8-1.1.2.1 と ConnectX-7 Firmware 28.38.0458 * NEC MPI には Version 2 および Version 3 の 2 つの系列があります。 2 つの系列はサポートする MLNX_OFED および VE が異なりますが、 これらに関連する機能を除き、2 つの系列は同等の機能を提供します。 Version 2: MLNX_OFED 4.x および VE10/VE10E/VE20 をサポート Version 3: MLNX_OFED 5.x 以降および VE10/VE10E/VE20/VE30 をサポート Version 3 の最初のリリース Version 3.0.0 は Version 2.21.0 と同等機能であり、 以降、Version 3.x.y と Version 2..y が同等の機能を提供します。 NEC MPIの各バージョン系列は、InfiniBand を使用しない場合も含め、 上記のバージョン以外の MLNX_OFED 環境で実行した結果を保証しません。 * VE30上で実行するVE1バイナリでトレースバック機能を使用する場合、 NEC MPIはVersion 3.4.0以降、NECコンパイラはVersion 5.0.1以降をご利用ください。 そうしない場合トレースバックが適切に出力されない場合があります。 * NEC MPI Version 3.4.0 と 2.25.0 以降、mpincc, mpinc++ および mpinfort コンパイルコマンドにおいて、一部の特殊文字(“;”、“&”、“|”、“`”)を含む 引数を指定する際、それらの特種文字のエスケープは不要となります。 * NEC MPI Version 3.3.0 をご利用の場合、long double 型の割り算を行う VE3 プログラムを -staticオプションでリンクする場合、-lm オプションを明示的に指定してはいけません。 そうして生成されたプログラムは、実行時に「Unable to grow stack」で異常終了します。 NEC コンパイラは libm を暗黙的に追加するため、-lm オプションを明示的に指定する必要はありません。 * NEC MPI Version 3.3.0 と 2.24.0 以降、mpincc, mpinc++ および mpinfort コンパイルコマンドにおいて、一部の特殊文字(“(”、“)”、“<”、“>”)を含む 引数を指定する際、それらの特種文字のエスケープは不要となります。 * VE30で強化された性能カウンタのサポートにより、VE_PERF_MODE=VECTOR-MEMを指定し VE30上でMPIプログラムを実行した場合、NMPI_PROGINF=DETAILの性能項目が以下に変わります。 NEC MPI Version 3.2.0 以前のMPIライブラリ Actual V. Load B/F の代わりに VLD LLC Hit Element Ratio (%) が出力されます。 NEC MPI Version 3.3.0 以降のMPIライブラリ Actual V. Load B/F の代わりに Actual Load B/F と VLD LLC Hit Element Ratio (%) が出力されます。 * NEC MPI Version 3.2.0 と 2.23.0 のPPS対応強化は、以下の環境で利用可能です。 - VEOS Version 2.14.1 以降 - NQSV R1.12-186 以降 - NQSVのnecmpiジョブかつNEC MPIプロセスマネージャーがhydraであるキュー (会話キューも含む) * MLNX_OFED 4.x とMLNX_OFED 5.x 以降の間には一部の通信機能に非互換があるため、 NEC MPI 2.x.x と NEC MPI 3.x.x には以下の注意事項があります。 - MLNX_OFED 4.x 向けであるNEC MPI 2.x.x ライブラリを静的リンクしたMPI実行ファイルは MLNX_OFED 4.x 環境でのみ動作します。 - MLNX_OFED 5.x 以降向けであるNEC MPI 3.x.x ライブラリを静的リンクしたMPI実行ファイルは MLNX_OFED 5.x 以降の環境でのみ動作します。 このため、MLNX_OFED 5.x 以降の環境では従来提供してきたNEC MPI 2.x.x ライブラリを静的リンクした MPI実行ファイルは走行できません。MLNX_OFED 5.x 以降の環境で走行するためには、NEC MPI 3.x.x ライブラリを再リンクする必要があります。 なお、NEC MPI 2.x.x ライブラリを動的リンクしたMPI実行ファイルは、 実行時に、2.x.x と同等機能の NEC MPI 3.y.y 以降のライブラリへ変更することで、 MLNX_OFED 5.x 以降の環境で動作します。 * NEC MPI Version 2.20.0 のPPS対応強化は、VEOS Version 2.10 以降、および、 NQSV Version 1.09 以降と同時に利用し場合に有効となります。 * NEC MPI Version 2.20.0 以降で非ブロッキングMPI-IO手続きを使用する場合、 性能向上のため、VEOS Version 2.10.1 以降のご利用を推奨します。 * NQSV HYDRAプロセスマネージャに関連する機能を利用する場合、以下の環境が必要です。 - NQSV R1.08-471 以降 - NEC MPI Version 2.18.0 以降 NEC MPIプロセスマネージャにHYDRAが選択されたバッチキューに投入したNQSVリクエスト において、NEC MPI Version 2.17.0以前を使用した場合、MPIプログラムの出力はMPI実行 コマンドの標準出力・標準エラー出力に出力されます。 * IBレスVH-VEハイブリッドMPI性能強化はVEOS Version 2.8以降の環境下で有効となります。 * NMPI_VE_TRACEBACK=ON のご利用には以下のコンパイラが必要です。 - SDK C/C++ compiler Version 3.1.1 以降 - SDK Fortran compiler Version 3.1.1 以降 (Fortran を利用する場合) * NEC MPI Version 2.11.0でコンパイルしたオブジェクトファイルまたはアプリケーションは、 NEC MPI Version 2.12.0以降で再コンパイルしてください。 * MPI実行性能情報 (NMPI_PROGINF) の Non Swappable Memory Size Used のご利用には VEOS Version 2.7.2 以降が必要です。 * モデルA412-8またはB401-8上でのMPI通信最適化のため、VEOS v2.4.1以降を推奨します。 * mpi_f08のご利用にはSDK Fortran compiler Version 2.4.1以降が必要です。 * NEC MPIのご利用には以下のソフトウェアが必要です。 - SDK C/C++ compiler Version 2.2.2 以降 - SDK Fortran compiler Version 2.2.2 以降 (Fortran を利用する場合) - SDK Tuning Tool PROGINF/FTRACE Version 2.1.0 以降 (SDK: NEC Software Development Kit for Vector Engine)